孤独のクラシック ~私のおすすめ~

クラシックおすすめ曲のご紹介と、歴史探訪のブログです。クラシックに興味はあるけど、どの曲を聴いたらいいのか分からない、という方のお役に立ちたいです。(下のメニューは横にスライドしてください)

交響曲

交響曲(シンフォニー)作品です。

ほんとに4日で書いたの!?モーツァルト『交響曲 第36番 ハ長調 K.425〝リンツ〟』と、永久欠番の『交響曲 第37番』

オーストリア・リンツの街 最後の帰郷を終えて 3年ぶりにウィーンから故郷ザルツブルクに帰郷した新婚のモーツァルト夫妻。 生まれたばかりの赤ちゃんを残してのハネムーンでしたが、滞在は3ヵ月に及びました。 結婚に猛反対していた父レオポルト、姉ナン…

モーツァルトが出演したコンサートを完全再現【後半】ピアノ協奏曲 第5番ほか

現在のブルク劇場。建物は3代目で、1955年に再建されたもの。 アリア、コンチェルト...音楽の饗宴は続く 前回に続き、1783年3月23日にウィーン・ブルク劇場で行われた、 オール・モーツァルト・プログラムのコンサートの後半です。 曲名の前の題は、モーツ…

モーツァルトが出演したコンサートを完全再現【前半】ピアノ協奏曲 第13番ほか

ヨーゼフ皇太子(のちのヨーゼフ2世)の婚礼を記念したオペラ上演の様子(1760年)。最前列にマリア・テレジア夫妻と皇子、皇女。 上掲の絵に描きこまれた少年モーツァルト。実際にはモーツァルトはこの席にはおらず、神童としてマリア・テレジアに謁見して…

火のように激しく。モーツァルト『交響曲 第35番 ニ長調〝ハフナー〟』

これが、モーツァルトのシンフォニーの中でも人気の高い、交響曲 第35番 ニ長調〝ハフナー〟なのですが、モーツァルトの後期シンフォニー6曲の最初を飾る、画期的な作品です。

オスマン・トルコ皇后になったヨーロッパ女性、ロクセラーナの物語。モーツァルト:オペラ『後宮からの誘拐』あらすじと対訳(6)『コンスタンツェの拷問アリア』

モーツァルトのオペラ『後宮からの誘拐(後宮からの逃走)』のあらすじ、対訳、鑑賞です。

若きモーツァルトの青春の輝き。アマデウスの光と影(6)モーツァルト『交響曲 第29番 イ長調』

ザルツブルク・モーツァルトの生家 モーツァルトの自信作 前回取り上げたモーツァルトの〝小ト短調〟と必ず明・暗のカップリングにされるのがこのシンフォニー 第29番 イ長調 K.201(186a)です。 有名な小ト短調とセットということもありますが、この時期のモ…

サリエリはモーツァルトを殺したか。アマデウスの光と影(5)モーツァルト『交響曲 第25番 ト短調』

アントニオ・サリエリ(1750-1825) アマデウスのテーマ ダークサイドのモーツァルトとして最も有名な曲が、このシンフォニー 第25番 ト短調 K.183(173dB)です。 モーツァルトが17歳のときにザルツブルクで作曲したシンフォニーで、モーツァルトの中でたっ…

まさに〝神〟の曲。モーツァルト『交響曲 第41番 ハ長調〝ジュピター〟』

アングル『ユピテルとテティス』 〝ジュピター〟との出会い体験 モーツァルトの〝3大シンフォニー〟の3曲目は、モーツァルトの最後のシンフォニーでもある、第41番ハ長調〝ジュピター〟です。 この曲は、第40番ト短調と並んで、モーツァルトの、いや、…

この世にこんなきれいな音楽が。モーツァルト『交響曲 第40番 ト短調』

ヨーゼフ・ランゲ作『鍵盤に手を置くモーツァルト』モーツァルトが失恋したアロイジアの夫ランゲが描き、妻コンスタンツェが「最もよく似た肖像画」と評した作品。 〝ト短調〟との出会い体験 モーツァルトの〝3大シンフォニー〟の2曲目は、第40番ト短調…

究極の〝3大シンフォニー〟モーツァルト『交響曲 第39番 変ホ長調』

究極の〝3大シンフォニー〟 ハイドンがロンドンで1791年から1795年にかけて演奏した12曲のシンフォニーを聴いてきましたが、それに先立ち、1788年夏にモーツァルトは3つのシンフォニーを完成させます。 これが、名曲中の名曲として名高い、モーツァルトの…

のだめカンタービレに出てくるハイドン。ハイドン『交響曲 第104番 ニ長調〝ロンドン〟』

〝シンフォニーの父〟の最後のシンフォニー きょうの東京は夏日でした。もう風は初夏で、鳥たちの歌がいちだんと高らかに響いています。 ハイドンの第2期ザロモン・セット、最後の6曲目は、シンフォニー第104番〝ロンドン〟です。 第1期、第2期通算で1…

未知との遭遇、轟くドラムロール。ハイドン『交響曲 第103番 変ホ長調〝太鼓連打〟』

地底から響くドラム ハイドンの第2期ザロモン・セットの5曲目は、シンフォニー第103番〝太鼓連打〟です。 シンフォニー冒頭に、極めて異例の、ティンパニによるドラムロールがあるので、この名がつきました。 軽い印象の曲が多いハイドンのシンフォニーで…

競馬に入れ込んだ英国王、ジョージ4世の物語。ハイドン『交響曲 第102番 変ロ長調』

1791年、アスコット競馬場でのバロネット号とチフニー騎手 フランス革命戦争はじまる ハイドンの第2回ロンドン訪問も、終盤に差し掛かってきました。今回は、第2期ザロモン・セットの4曲目、シンフォニー第102番です。 ヴァイオリニストにして興行主のザ…

近鉄阿部野橋駅で鳴る〝青のシンフォニー〟ハイドン『交響曲 第101番 ニ長調〝時計〟』

チックタックと時間は過ぎる ハイドンの第2期ザロモン・セットの3曲目は、シンフォニー第101番〝時計〟です。 こちらも、愛称がついていることもあり、ハイドンのシンフォニーの中でも最も演奏機会が多いのではないでしょうか。 ハイドンのシンフォニーの…

貴婦人失神!いわくつきのシンフォニー。ハイドン『交響曲 第100番 ト長調〝軍隊〟』

ヨーロッパで流行ったトルコ趣味 ハイドンの第2期ザロモン・セットの2曲目は、シンフォニー第100番〝軍隊〟です。 キリ番でもありますが、この曲は〝驚愕〟〝時計〟と並んで、もっともポピュラーで、人気のある曲です。 私も最初にこの曲を聴いてハイドン…

楽隠居はまだまだ!61歳の再挑戦。ハイドン『交響曲 第99番 変ホ長調』

ボンのベートーヴェン像 ベートーヴェンとの出会い ハイドンは、大喝采を浴び、名声でも収入でも大成功だった1回目のロンドン訪問を終え、1792年6月に帰途につきます。 途中、フランクフルトに立ち寄り、フランツ2世の戴冠式に出席するために滞在していた…

また来るね!とチェンバロであいさつ。ハイドン『交響曲 第98番 変ロ長調』

ロンドンのハイドン(1791年ジョン・ホップナー画) ハイドンは名演奏家ではなかった? ハイドンが1回目のロンドン訪問で作曲した、第1期ザロモン・セットの最後の曲、第98番を聴きます。 この曲は、素晴らしいにもかかわらず、コンサートで演奏されること…

出会いと別れの季節。モーツァルトとの永訣について。ハイドン『交響曲 第97番 ハ長調』

駅馬車の旅 ハイドンとモーツァルトの出会い きょうから4月ですが、東京ではもう桜吹雪が舞っています。 シャンデリアの落下でしばらく脱線しましたが、ハイドンのロンドン旅行のお話に戻ります。 定年退職後、59歳で新たな第2の人生を歩むべく、ウィー…

ハイドン来る!ロンドンの熱狂と、シャンデリア落下事件の謎。ハイドン『交響曲 第96番 ニ長調〝奇跡〟』

18世紀のロンドン ハイドンのロンドン到着 ハイドンのシンフォニー『ザロモン・セット(ロンドン・セット)』の4曲目は、『交響曲 第96番 ニ長調〝奇跡〟』です。 番号順では4曲目になりますが、ハイドンがペーター・ザロモンに招かれてロンドンに到着し、…

貴族は短調、市民は長調が好き?ハイドン『交響曲 第95番 ハ短調』

めずらしい短調の曲 ハイドンのシンフォニー『ザロモン・セット(ロンドン・セット)』の3曲目は、『交響曲 第95番 ハ短調』です。 ロンドン・セット12曲の中で、唯一の短調の曲になります。 ひとことで言えば、短調(マイナー)は悲しい曲、長調(メジャー…

貴婦人の居眠りを覚ます?びっくりシンフォニー。ハイドン『交響曲 第94番 ト長調〝驚愕〟』

ヴァン・スヴィーテン男爵(1734-1803) 貴婦人は居眠りをしたか ハイドンのシンフォニー『ザロモン・セット(ロンドン・セット)』の2曲目は、『交響曲 第94番 ト長調〝驚愕〟』です。 数あるハイドンのシンフォニーの中でも、最も親しまれている曲で、代…

勝負は定年退職後!ハイドン『交響曲 第93番 ニ長調』

ヨハン・ペーター・ザロモン(1745-1815) 定年退職、そして第2の人生 ハイドンのシンフォニーの最高傑作群、『ザロモン・セット(ロンドン・セット)』を聴いていきます。 ハイドンはハンガリーのエステルハージ侯爵家に30年もの間勤勉に仕え、主君ニコラ…

春来る、卒業式にちなんで。ハイドン『交響曲 第92番 ト長調〝オックスフォード〟』

オックスフォード大学ブレーズノート校 常に健康的な音楽 すっかり春めいてきました。かぐわしい大気を胸いっぱいに吸うと、気分が晴れやかになります。 これで花粉が無ければ最高なのですが。〝世の中にたえて花粉のなかりせば 春の心はのどけからまし〟 と…

ボヘミアの都に響いた、手に汗にぎるシンフォニー。モーツァルト『交響曲 第38番〝プラハ〟』

〝百塔の都〟チェコ・プラハ 〝メヌエットなし〟の謎 オペラ『フィガロの結婚』の大ヒットにより、プラハから招待を受けたモーツァルトは、新作のシンフォニーを携えていき、到着早々、1月19日のコンサートで初演しました。 それが、この〝プラハのシンフォ…

大晦日といえば第九!ベートーヴェンのメッセージとは。『交響曲 第9番 ニ短調〝合唱付き〟』

第九初演の頃のベートーヴェン(1824年) 年末に第九、のわけ 大晦日です。年末、大晦日のクラシックといえば、やはりベートーヴェンの『第九』ですね。 そう言われるほどには、この時期にみなが聴いているとは思えないのですが、日本人の誰もが歳末の風物詩…

妻恋し、待ち焦がれた帰省のとき。ハイドン『交響曲 第45番〝告別〟』

エステルハーザ宮殿 帰りたい、帰れない いよいよ年も押し迫り、帰省ラッシュが始まりました。 みな、さまざまな思いを胸に、実家に、あるいは離れた家族のもとに帰っていきます。 クラシックで帰省といえば、思い浮かぶ曲があります。 それは、ハイドンの〝…

疾風怒涛のシンフォニー。ハイドン『交響曲 第44番〝悲しみ〟』

疾風怒涛の担い手、ゲーテとシラー(ワイマール) 〝交響曲の父〟ハイドンは、104曲のシンフォニーを作曲しましたが、最もポピュラーなのは、〝ロンドン・セット〟といわれる最後の12曲です。(第93番から第104番) そして、〝パリ・セット〟の8曲。(第82番…

パパ・ハイドンのデビュー作:シンフォニー『朝』『昼』『晩』

フランツ・ヨーゼフ・ハイドン(1732~1809) 〝パパ〟ハイドン バッハの息子たちが、〝前古典派〟として、バロック音楽から古典派のへの橋渡しをしたお話をしてきましたが、その最大の受け取り手こそ、フランツ・ヨーゼフ・ハイドン(1732~1809)といえる…

らしくないモーツァルト?『パリ・シンフォニー(交響曲 第31番 ニ長調 K.297〝パリ〟)』

パリで大ブレイクしたモーツァルト! いよいよ、パリ・シンフォニーをお聴きいただきましょう。 日本語の曲名は下記になります。 交響曲第31番 二長調 K.297(300a)『パリ』 K.はモーツァルト作品の通し番号で、ケッヘルと呼び、19世紀にケッヘルという人…