孤独のクラシック ~私のおすすめ~

クラシックおすすめ曲のご紹介と、歴史探訪のブログです。クラシックに興味はあるけど、どの曲を聴いたらいいのか分からない、という方のお役に立ちたいです。(下のメニューは横にスライドしてください)

古典派・ロマン派

ベートーヴェンのトルコ行進曲。アテネからブダペストへ、古代への熱き思い。ベートーヴェン『アテネの廃墟』作品113

もうひとつのトルコ行進曲 〝トルコ行進曲〟は、前回取り上げた、モーツァルトのほか、ベートーヴェン作曲のものもあります。 モーツァルトに比べると一般的なポピュラー度は少し低いかもしれませんが、ピアノを練習している人にはよく弾かれ、親しまれてい…

名器で聴く、眠れない夜にぴったりの曲。シューベルト『弦楽五重奏曲 ハ長調』

ウィーンで評判となった、友人たち主催のミニコンサート、シューベルティアーデ(シューベルトの夕べ)で演奏するシューベルト シューベルト室内楽の最高傑作 前回、村上春樹の『騎士団長殺し』に出てくる曲として、シューベルトの弦楽四重奏曲を取り上げま…

続・村上春樹『騎士団長殺し』と音楽。シューベルト『弦楽四重奏曲 第13番〝ロザムンデ〟』そして『ファウスト』

フランツ・シューベルト(1797-1828) カルテットの魅力 村上春樹氏の『騎士団長殺し』では、オペラが重要なファクターになっていますが、それとともに作品を味わい深くしているのが、何曲か取り上げられている弦楽四重奏曲です。 弦楽四重奏曲。String Quar…

村上春樹『騎士団長殺し』と音楽。オペラ『ドン・ジョヴァンニ』とリヒャルト・シュトラウス『薔薇の騎士』

リヒャルト・シュトラウス(1864-1949) 村上春樹と音楽 私はノンフィクションが好きなので、あまり現代小説は読まないのですが、村上春樹氏が昨年久しぶりに出した長編小説『騎士団長殺し』は、一目見てモーツァルトの『ドン・ジョヴァンニ』がテーマと分か…

箱根駅伝、悔し涙へのエール。司馬遷『史記・伯夷伝』とワーグナー『ニュルンベルクのマイスタージンガー』

司馬遷(BC145?-BC87?) 箱根の悲喜こもごも 新春恒例の箱根駅伝が閉幕しました。 今年も大学生たちの、全力を振り絞ったドラマを見ることができ、万感胸に迫る思いです。 普通に歩くだけでも大変な距離を、大きなプレッシャーを背負って疾走するのですから…

新春おすすめクラシック & バッハ『クリスマス・オラトリオ 第4部』(4)

ヨハン・シュトラウス二世記念像(ウィーン) 新年あけましておめでとうございます! クラシックのおすすめと歴史をご紹介するブログ、のつもりが、やはりと言うか、ただのmy favoritesになってしまってますけれど、今年もどうかよろしくお願いします。 まず…

大晦日といえば第九!ベートーヴェンのメッセージとは。『交響曲 第9番〝合唱付き〟』

第九初演の頃のベートーヴェン(1824年) 年末に第九、のわけ 大晦日です。年末、大晦日のクラシックといえば、やはりベートーヴェンの『第九』ですね。 そう言われるほどには、この時期にみなが聴いているとは思えないのですが、日本人の誰もが歳末の風物詩…

ふたつの『セビリアの理髪師』パイジエッロとロッシーニ。

ジョヴァンニ・パイジエッロ(1740-1816) 18世紀そのままの劇場 『フィガロの結婚』は、スウェーデン、ストックホルム近郊のドロットニングホルム宮廷劇場での演奏を中心にご紹介してきましたが、この劇場の特徴がよくわかる動画を見つけましたのでご紹介…

チマローザ『秘密の結婚』モーツァルトとその仲間たち。

ドメニコ・チマローザ(1749-1801) 18世紀オペラで生き残っているのは 前回まで、モーツァルトのオペラ『フィガロの結婚』をご紹介してきました。 今も多くのオペラが上演されますが、一番人気のあるのは、19世紀から20世紀初頭にかけてのイタリアの〝ベ…

どちらを選ぶ?2つの結婚行進曲。メンデルスゾーン『真夏の夜の夢』~古楽器で聴く結婚式の定番曲(7)

オベロンとティタニアの夫婦ゲンカ 新郎新婦の入場に使われる結婚行進曲には、メンデルスゾーン作曲とワーグナー作曲の2種類があることはよく知られています。 ネットを見ると、どちらを使ったらいいんでしょう??という質問があって、それの回答として、…