孤独のクラシック ~私のおすすめ~

クラシックおすすめ曲のご紹介と、歴史探訪のブログです。クラシックに興味はあるけど、どの曲を聴いたらいいのか分からない、という方のお役に立ちたいです。(下のメニューは横にスライドしてください)

イタリアバロック

17~18世紀イタリアのバロック時代の作品です。

巨匠の合作!バッハがアレンジしたヴィヴァルディとは。バッハ『4台のチェンバロのための協奏曲 イ短調 BWV1065 』

アントニオ・ヴィヴァルディ(1678-1741) チェンバロが4台!? バッハの複数台のチェンバロのためのコンチェルトの最後は、なんと4台のチェンバロのための曲です。 バッハの曲の中でも、ひときわ奇曲といえるでしょう。 なぜ?どうして?という疑問がいくつ…

26歳の作曲家が死の床で聖母に捧げた〝白鳥の歌〟ペルゴレージ『スターバト・マーテル』

マンテーニャ『磔刑図』(1459年) 十字架にかけられた我が子を見つめる母 ペルゴレージ(1710-1736)は、インテルメッツォ『奥様女中』で一世を風靡しましたが、その名を不朽のものにしたのは、その若すぎる死の間際に書いた宗教音楽『スターバト・マーテル…

男を結婚に追い込む女の策略とは。ペルゴレージ:インテルメッツォ『奥様女中』第2幕

メイドに迫られたご主人様の運命やいかに 歴史を変えたオペラ、ペルゴレージ(1710-1736)のインテルメッツォ(幕間劇)『奥様女中』の第2幕(最終幕)です。 メイドのセルピーナに結婚を迫られた、貴族の主ウベルト。 その後の展開には、歌もセリフもない…

18世紀の吉本新喜劇?26歳で世を去った天才作曲家の、歴史を変えたオペラ。ペルゴレージ:インテルメッツォ『奥様女中』第1幕

ジョヴァンニ・バッティスタ・ペルゴレージ(1710-1736) 神話とお笑いと、どっちがお好き? 前回、1750年代のフランスに巻き起こった「ブフォン論争」を取り上げました。 フランス音楽とイタリア音楽、どっちが優れているか、という大論争です。 王権神授説…

聴衆という暴君誕生。今に続くコンサートの元祖「コンセール・スピリチュエル」とは。ドラランド『レジナ・チェリ』、コレッリ『クリスマス・コンチェルト』~ベルばら音楽(17)

パリ・テュイルリー宮殿(1850年の絵)※1871年にパリ・コミューンで焼失 巨星墜つ 1715年9月1日、フランス絶対王政の黄金時代を築いたルイ14世が薨去しました。 貴族たちを、王権に反抗しかねない「領主」から「廷臣」にして骨抜きにし、中央集権を実現しま…

『となりのトトロ』も、もはやクラシック!? サラ・ブライトマンと、クラシカル・クロスオーバーの曲たち

クラシカル・クロスオーバーの魅力 ミュージカル『オペラ座の怪人』のクリスティーヌ役で世界的に有名になったサラ・ブライトマン(1960- )ですが、1990年にアンドリュー・ロイド・ウェバー(1948- )と離婚してからはソロ歌手としての活躍が始まりました。…

草原のクリスマス・イブ。コレッリ『合奏協奏曲集 作品6』〝クリスマス・コンチェルト〟

合奏協奏曲とは 大好きなコレッリをご紹介してきましたが、いよいよ最後の作品です。 合奏協奏曲(コンチェルト・グロッソ)は、バロック時代に流行した形式です。ソロ・コンチェルトとは違い、複数のソロ楽器群(ソーリ)と、全体合奏(トゥッティ)との掛…

情熱のラ・フォリア。コレッリ『ヴァイオリン・ソナタ集作品5』

1690年頃のコレッリ イベリアの情熱と哀愁 前々回取り上げた、リコーダーに編曲されたものの原曲です。 トリオ・ソナタと違い、ヴァイオリン・ソロのための曲集で、こちらも12曲セットです。 どの曲も素晴らしいのですが、特に有名なのが、最後に置かれた『…

後世への贈り物。コレッリ『トリオ・ソナタ』

1700年頃のコレッリ コレッリの生涯 前回、前々回からご紹介している曲の作曲者、私の大好きなコレッリのご紹介をします。 アルカンジェロ・コレッリ。 コレルリ、コレリ、と表記されることもあります。 1653年に北イタリア、フジニャーノで生まれ、ボローニ…

独り暮らしの思い出。コレッリ『ヴァリオリン・ソナタ集作品5の11(リコーダー版)』

初めての独り暮らし 前回ご紹介した、コレッリのソナタ、リコーダー版の第11曲です。 この曲には、私が初めて独り暮らしを始めたときの思い出があり、格別な曲になります。まぁ、たいした思い出でもないのですが、つづらせてください。 25年前、新入社員とし…

心が疲れたときの、おすすめの音楽。コレッリ『ヴァリオリン・ソナタ集作品5の9(リコーダー版)』

クラシックの秋 残暑も収まり、金木犀の香りただよい、ようやく秋らしくなってきました。 秋、一番好きな季節です。 私が思うクラシックを聴く好条件、それは『秋』『夜』『雨』です。 この三拍子が揃ったら、とっておきのワインを開けて、どっぷり浸るしか…

らしくないモーツァルト?『パリ・シンフォニー(交響曲 第31番 ニ長調 K.297〝パリ〟)』

パリで大ブレイクしたモーツァルト! いよいよ、パリ・シンフォニーをお聴きいただきましょう。 日本語の曲名は下記になります。 交響曲第31番 二長調 K.297(300a)『パリ』 K.はモーツァルト作品の通し番号で、ケッヘルと呼び、19世紀にケッヘルという人…

古楽器オールスターの競演!ヴィヴァルディ『コンチェルト・コン・モルティ・ストロメンティ』

引き続きヴィヴァルディです。 “コンチェルト・コン・モルティ・ストロメンティ” なにやら美味しそうなネーミングですが、訳すと“多数の楽器のための協奏曲”という味もそっけもない意味です。 しかし、その名の通り、多くのソロ楽器が次々に飛び出すなんとも…

バラエティ番組でよく使われる曲!ヴィヴァルディ『マンドリン・コンチェルト』『アラ・ルスティカ』

ヴァルディの曲は、その親しみやすさから、よく番組で使われます。 特に、滑稽な場面での使用が多いですね 笑 でも、聞いたことはあっても曲名がわからない、というのもクラシックあるあるなんじゃないでしょうか。 次の曲もそのひとつでしょう。 ヴィヴァル…

体が躍る!ヴィヴァルディ『ラ・ストラヴァガンツァ』

ヴィヴァルディは、専門家からは他の著名な作曲家に比べて低い評価を受けがちで、“ヴィヴァルディは協奏曲を500曲書いたのではない。同じ協奏曲を500回書いたのだ。”と揶揄もされていますが、それはエンターテインメント色が強いからでしょう。 それだけ現代…